お父さん ありがとう - 古布工房 小手毬

日常

お父さん ありがとう

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90歳の誕生日を前に、父がお浄土へ往きました

 

社交ダンスをこよなく愛し

母には、わがままし放題の父でしたが

私たちには、やさしい父でした

 

昨年11月に入院し、1月の末にようやく退院。

サービス付き高齢者向け住宅に入居して これから

と いうときに…

 

ようやく退院できたものの、父は食べられるだけ飲めるだけの状態でした。

でも、家族としては、父の望みどおり、延命医療は希望しませんでした

 

寂しさはありますが

手を尽くすだけ尽くしたので

母も、私たち娘も、悔いはありません

 

施設に入居してからの5日間は、毎日、母とともに訪問し

寝たり起きたりの父と、一緒の時間を過ごしました

 

亡くなる前日にも、

ベッドの上で手を振りながら、社交ダンスのポーズをとり

「ダンスを踊るんだけど、体が動かなくてね」

と、こぼすのも、父らしいなと思ったものです

 

不思議な出来事がいくつかありました

 

寝ていた父を起こして

「お父さん、もう、帰るね」と声をかけたところ

「夜はね、寂しくて…」

「泊ったほうがいい?」

「うん」

「じゃあ、今夜は用意してないから、明日から交代で泊るね」

「うん」

そんな会話があった翌日の明け方、父は息をひきとりました。

これまで、「寂しい」なんて、一度も言ったこと無かったのに…

 

あの時、泊ってあげてたら…

という悔いも残りますが

でも、私たちは病院でも、施設でも、

その都度が看取り、と思いながら会っていました

 

さらに不思議な出来事が

父が亡くなった日の明け方、

母、私、夫、娘夫婦、そして姪っ子も、それぞれ自宅で

なぜか目が覚めて、眠れないまま朝を迎えました。

ちょうど、父が息をひきとった頃です。

お別れを言いに来たのかもしれません

 

そして、このブログが見れない状態になったのも

ちょうどその日です。

慌ただしく葬儀を終えた後に

お友達から知らされるまで気付きませんでした。

「お前も、ちょっとゆっくりしろよ」ということだったんでしょうか

 

昨年、父が入院した後、

実家にある大きな振り子時計が動かなくなったのも

今となっては、不思議な出来事です。

まるで、あの「大きな古時計」の歌のよう

 

皆さん、通る道かと思いますが

父の娘で、幸せでした

 

 

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